悩める宿屋のブログ

宿屋の3代目です。40代前半2児の父。家族経営の宿で世代交代を視野に入れて奮闘中。

反面教師という偉大な教師

「尊敬できる人は素直に見習えばいいし、

尊敬できない人はなぜ尊敬できないか考え、

自分が同じ過ちを犯さぬよう反面教師に

すればいい。

大事なのは、他人は皆教師だと考え

学ぶ姿勢だ。

尊敬できる人は、

そこらじゅうにいるわけじゃない。

尊敬できない人からこそ学べ」



何かの折にこの言葉に出会ったとき、

妙に納得してしまった。

ちょっとした衝撃を食らったと言ってもいい。


尊敬できない人というのは確かに存在する。

ただ、「教師として」認識はしていなかった。

つまり、その価値に気づいていなかった。


私に足りなかったのは「学び」の姿勢だった。

さらに言うと、私に足りなかったのは

「他者への関心」かもしれない。

いや、既に思考停止に陥っていたのかもしれない。


迂闊にも全く気付かずに過ごしていた。

教師を探すより、反面教師を探すほうが、

遥かにたやすいということを。


反面教師は探さなくても突如として

出現する。場合によっては目の前に立ちはだかる

こともあるだろう。そんな時いつもだったら

苦々しい気持ちになっていた。

これからは、学びの姿勢で相対することにしよう。

そこから何か学ぶことができ、自分の血となり

肉となるのであれば、何だかワクワクしてくるではないか。


たとえ反面教師によって理不尽な状況に

追い込まれようとも、その状況に対しもっと関心を持って

観察することが重要になってくる。

今までだったら怒り狂うか、落ち込むか、

今のは無かったことにしようと目をつむっていた所だが。


書きながら思い返しているが、

そこから何が学べるかを考えるだけで、

偉大な教師現る。ありがとうございます。

という気持ちに変化しつつある。



新しい視点に気付いた瞬間だった。

これで人間関係が多少なりとも楽になるかも

しれない。いや、そうなって欲しいものである。





冒頭の文はこう続く。

「そうすれば、君は超スピードで成長していける」